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根室かに祭りとは

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根室かに祭りの歴史

 根室市の味覚を代表する「花咲がに」を一大観光資源として毎年秋に「根室かに祭り」が開催されます。

 そのルーツは1959(昭和34)年、当時あまり食べられていなかった「花咲がに」を、もっと沢山の方達に味わっていただこうと花咲漁港で開催されたことが始まりとされています。当時より好評の催事でしたが、現在のような冷凍技術が無かったため、花咲がにが不漁の際には中止された年もありました。

 1969(昭和44)年には会場を根室市内に移し場所を変え、歌謡ショーを取り入れるなど観光イベントとして定着していき、現在は根室港に特設会場を設け行われています。会場では花咲がにが特価で販売され、かにグルメが楽しめるほか、ステージでは郷土芸能、歌謡ショー、来場者参加型の「かに取り合戦!早食い競争」などが行われます。

日 時 毎年8月下旬(もしくは9月上旬)の土曜日(10時~17時)
    日曜日(9時~15時) 2日間
  
場 所 根室港特設会場

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「花咲がに」とは

 「花咲がに」はタラバガニと同じくヤドカリの仲間です。国内での産地は北海道道東の一部沿岸部のみで、根室市内での漁期は7月上旬~9月下旬頃までとなっています。漁獲量が少ないことから“珍しいカニ”“幻のカニ”とも呼ばれることがあります。
 生きているときは茶色ですが、ゆでると真っ赤になる様子が“花が咲いたように”見えることから「花咲がに」と名前の由来になったという説があります。
 短く硬いトゲに覆われていますが、その太い脚に詰まった身はとても濃厚で、一度食べたら忘れられない味です。またミソや内子、外子も珍味として食べられています。

 花咲がにの脚をぶつ切りにして味噌汁に入れた「鉄砲汁」は、北海道を代表する郷土料理のひとつとして知られています。

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